雪山・冬山の登山用の寝袋の使い方・選び方のポイントとおすすめ、寝る時の服装・装備例、シュラフカバー、マットの選び方について

  • 投稿日:2012年12月10日
  • 更新日:2017年1月20日
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雪山・冬山の登山用の寝袋の使い方・選び方のポイントとおすすめ、寝る時の服装・装備例、シュラフカバー、マットの選び方について解説します。

主に登山向けですが、キャンプの方にも参考になる要素があると思います。

様々な内容について書いたために、ページ自体が非常に長くなってしまいました。

時間が限られている方は、関心のあるテーマから読めるよう、目次を作りましたので、ご活用ください。

■初めに

■寝袋・シュラフ選びのポイント

■就寝時の服装

■シュラフカバー

■マット(マットレス)

■その他

 

 

初めに(雪山・冬山の登山は危険?)

雪山・冬山の登山は危険です。

そんなことは百も承知で、私は白銀の世界、凍りついた世界に仲間と共に足を踏み入れます。

積雪期の富士登山

2012年5月の富士山 アイゼンの刺さり具合を見ればわかりますが、早朝なのでカッチカチ!

 

日帰りならともかく、1泊テント泊や雪洞泊となると、もちろん氷点下の世界で寝ることになるので、十分な保温力を持った寝袋とマットが必須です。

私の個人的な経験と知識を元に、雪山・冬山登山の寝袋選びでよくある質問をまとめてみました!

 

雪山・冬山は、夏や秋とどう違うの?

夏山はともかく、3000m級の高山では春は残雪と氷点下の世界、秋でも晩秋は冬の始まりで氷点下の世界です。

氷点下の世界になると、とにかく寒いです。

厳冬期の冬山ともなると、-10℃以下が普通ですから、しびれるほど寒いです。

しっかりとした防寒装備なしには、そこにとどまることができません。

 

積雪のある時期となると、防寒着含め、登山装備が違ってきます。

アイゼン、ピッケルといった装備や寝袋もしっかりと中綿の入ったものを用意することになります。

 

実は私も雪山登山を始めて気づいたのですが・・・お金かかります。

本格的な雪山登山でテント泊となると、夏の登山装備をそのまま雪山に使えないものもあります。

また、装備品も増えます。

ピッケル、アイゼン(クランポン)、サングラス、ゴーグル、バラクラバ(目出し帽)、保温材入り登山靴、魔法瓶、スコップ、カラビナ、ハーネス、ゾンデ棒(プローブ)、ビーコン、GPS、ヘルメット、冬用の寝袋、シュラフカバーなど夏山では使わない装備や必須でなかった装備が雪山では重要性が増してきます。

 

雪山登山テント泊の持ち物はこんなに多い!

 

 

当然、持ち物の重量も増えます。

私のザックは80リットルくらいで重量が約20kgになります。

ザック80リットルは重い!

 

求められる体力も上昇します。

 

よく、Q&Aサイトで、「夏山をたくさん行っている人が本格的な冬山に行けますか?」といった質問を見ますが、

個人的には「求められる技術や知識が異なるものが多く、基本別物と考えたほうが良いでしょう。」と思います。

 

総合的な難易度は

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積雪のある山(雪山・冬山) >>>> 無積雪の山(夏山など)

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とおもいます(^^)

 

3シーズン用の寝袋は使えないのか?

この質問も非常に多いです。

できるだけ今ある装備で雪山登山も・・・と考えるのはとても理解できますし、実は私もまだ装備がそろっていなかったころは

3シーズン用の寝袋を2つ重ねて使用していました。

 

1枚では当然、保温力不足でマズイですが、2枚重ねればそれなりにいけます。

 

ただ、この場合、

  • 重ねたときの寝袋の保温力がわからない
  • 何よりジッパー2個締めるのが大変
  • 3シーズン用の寝袋を2枚重ねると窮屈になる(外側の寝袋の大きさで内側の空間が決まるため)

という、大変使い勝手が悪いことがわかりました。

 

その後、雪山登山用の寝袋を購入して実際に使ってみて 「ああ~、やっぱり専用のが暖かくて、使いやすい。結構値段したけど買ってよかった。」と感じました。

雪の中で寝るのは、今回1回限りか?と思われる方は、1つは自前の3シーズン用でもう一つは同クラスの保温力(最低3シーズン用×2です、夏用は僅かな保温力しかないため避ける)の寝袋を仲間から借りるなどして、2枚重ねで乗り切るのも1つの方法です。

その後何度も雪山で宿泊する可能性があり、予算に余裕があるのであれば、ちゃんとした冬用の寝袋を用意するのがおすすめです。

 

選ぶ前に知っておきたい寝袋の温度表示の規格EN13537

寝袋を選ぶ前に、最近主流となっている寝袋の温度表示を解説します。

近年、この寝袋の保温力の評価基準は大きく2つに別れています。

一つは、自社基準、その会社独自の評価基準による温度表示です。

もう一つは、EN13537というヨーロッパ規格による温度表示です。

その昔は、日本で販売されている寝袋の多くが会社独自の評価基準の保温力表記が一般的でした。この場合は、メーカー間によって基準が違うため、A社の保温力0℃の寝袋とB社の保温力0℃の寝袋を同じ評価で保温力を検査したとき、差が出る可能性がありました。

しかし、近年、EN13537の評価基準が普及してきました。消費者からすると、この基準により寝袋の保温力がわかりやすいものになりました。(とはいうものの、このEN13537はあくまで同じ方法で測定されたというだけです。実際の使い勝手、耐久性などは盛り込まれていません。)

2005年にEN13537の規格が定められ、ヨーロッパの寝袋メーカーに普及したようです。日本は2014年にモンベルが採用し、2016年現在はイスカ、ナンガも採用してきています。

EN13537とは?

ヨーロピアン・ノームとはEU諸国間における工業製品の基準となるもので、EN13537はこのうちシュラフに関する温度表記の算出について定義したものです。

EN13537

T (comfort)  快適温度

一般的な女性(25歳/60kg/160cm)が快適に寝ることができる温度域です。
初心者ユーザーも快適に寝ることができます。

T (limit)  下限温度
一般的な男性(25歳/70kg/173cm)がシュラフの中で丸くなり、快適に寝ることができる温度域です。
経験豊富なユーザーは、衣服や他の要素により最適な防寒性を得ることができます。

T (extreme)  極限温度
一般的な成人女性が6時間耐えられる等級です。健康上の問題が発生する危険があります。
極限の温度範囲であることをユーザーに警告するラベルです。
 

測定方法:

ヒータと温度センサーが取り付けられた等身大のマネキンを利用します。人工気象室で、このダミーをシュラフに入れ、ヒータを使ってマネキンを温めます。
人工気象室内の気温と、マネキンの皮膚表面の温度を測定します。これらの測定から、シュラフ全体の防寒値が計算されます。これにより、EN 13537は、実験室でのテストで算出した温度範囲をシュラフの比較に使用しています。

他の要素:

  1. ENテストは、一定の条件下でのテスト方法を標準化しました。しかし、スリーピングマットの品質、衣服、湿度などによって、実際の状況とは大きく異なります。
  2. 短期間のテストでは、長期的な品質を測定できません。厳しい条件下で複数日にわたる行程での防寒品質は測定できません。
  3. また、そのほかにもマネキンではシミュレーションできない多くの要因が防寒に与える影響があります。このような要素には、発汗、年齢、浅い眠り、栄養、体力などがあります。

出典:ドイター

以上のように、主な温度表記は3種類(快適温度、下限温度、極限温度)あります。

寝袋を購入時に、参考とすべき温度表記は、快適温度、下限温度の2つです。極限温度はほぼ無視して問題ありません。(たまに初心者の方の中には、極限温度がこの寝袋の保温力かのように勘違いしてしまうこともありますが、とても危険です。極限温度は自分の体の限界を知っている登山のエキスパートの方が見る値です。)

それでは、快適温度、下限温度のどちらの基準にすればよいのでしょうか。実例を見て考えてみましょう。

モンベルの厳冬期用の寝袋のアルパインダウンハガー800#0は、下限(リミット)温度-18℃、快適(コンフォート)温度-10℃となっていて、その差8℃もあります。

日本の2000m級の山は厳冬期になると気温が-15℃程度にはなりますから、快適温度を目安にするとアルパインダウンハガー800#0では保温力不足なのか?となってしまいます。

EN13537の測定では、マネキンに長袖と足首までアンダーウェアを着せて測定します。しかし、実査に雪山で人間が寝る時は、アンダーウェアの上にフリース着て、その上にダウンジャケットも着て寝たりします。

雪山・雪山のテント内で寝袋で寝るとき服装

雪山のテント内で寝袋で寝るとき服装 例(2016/01/10 八ヶ岳)

理由は、テント内部が外よりも数度暖かいとはいえ氷点下です。アンダーウェアだけでは寝袋から出た瞬間、一瞬で体が冷えてしまうため、実際にはかなり着込んで寝ます。

その為、快適(コンフォート)温度で選ぶと余力がありすぎるかな、場合によっては暑いのではと思います。

防寒着を着込む前提で、下限(リミット)温度-18℃を目安にするので、十分だと思います。ただし、この防寒着はジャケットだけでなく、ダウンパンツ、保温ソックスなど下半身までしっかり準備するのがおすすめです。

上半身が暖かくても、下半身が寒いと、全体として寒いと感じてしまいます。この感覚は、体全体の中の1本の歯が痛いだけで、痛いと感じてしまうのに似ています。行動中は何かに集中していると細かな感覚を感じにくいですが、寝ている時は敏感になります。

雪山で快適な睡眠を得るには、寝袋の保温力だけでなく、着込む防寒着、さらにはマットの断熱力がとても重要になってきます。

 

どの程度の保温力の寝袋が必要なのか?

雪山といっても、山の場所と時期と標高などの状況によって、最低気温が変わってきます。日本国内の厳冬期(1月~2月)に2000m級の雪山でテント泊するのであれば、外気温が-20℃~-15℃くらいにはなります。(天気、山の場所、標高によって大きく変わります)。残雪期のゴールデンウィークあたりの2000m級の春山ともなれば、最低気温が-数℃になるでしょう。

個人的な意見になりますが、雪山テント泊するのであれば、厳冬期でも対応できる保温力の寝袋がおすすめです。

大は小をかねるで、厳冬期対応の寝袋を1つもっていれば、積雪期の雪山はこれでほとんど対応できます。

もちろん、春山には厳冬期用はオーバースペックで重いとかいう方もいますが、氷点下対応の登山用寝袋は、安いものでも3万程度します。

厳冬期用と春山用の寝袋を2つ買うと、安いものでも6万程度かかるでしょう。

少しでも軽量化&荷物容量を小さくするため、行く山や時期によって寝袋を使い分けるのは、資金も登山経験も豊富な方向きです。

これから雪山登山を始めようという方は、厳冬期登山に対応できる寝袋を1つもつのが経済的です。

雪山テントの中で寝る

 

氷点下の世界で重要性を増すショルダーウォーマー

山岳用寝袋メーカーの3シーズン用モデルには、ほとんどショルダーウォーマー(ネックバッフル)が付いています。

寝袋・シュラフのネックバッフル ショルダーウォーマー

これは、首元から冷気の侵入を防ぎ、自らの体温によって温めた寝袋内部の熱を逃さないようにするためのものです。

実際に雪山で寝るとわかるのですが、ここをしっかり締めるか、締めないかで体感でわかるくらい保温力が変わってきます。

 

寝袋で寝ているとき、仰向けになったまま身動き一つせず寝れる方はどれだけいるでしょうか?

登山で疲れて、寝慣れない環境のため、途中で足を動かしたり、横向きになったりして動いたりします。その時、ショルダーウォーマーを締めていないと、バフーーっと寝袋内部の温まった空気が首元から抜けます。そして、次に氷点下の空気が寝袋内部に入り込んできます。もう、あっという間に冷えます。薄着で寝たり、手にグローブを付けていないと、すぐにわかります。しばらくすると、その空気も温まりますが、また寝返りをうつと同じ現象が起こります。そして、なかなか温まりません。

この現象は、夏などの暖かい時期には、それほど問題になりませんが、外気温が低くなればなるほど(体温と外気温の差が開くほど)、保温力低下につながります。

ショルダーウォーマーを締めると、首元から冷気の侵入を防ぎ、自らの体温によって温めた寝袋内部の熱を逃げを低減できます。締めて体を動かしても、まるで袋の口を閉じたかのように寝袋内部の空気が留まります。

このショルダーウォーマーの作りはメーカーによって差があり、個人的にはイスカは完成度が高いと感じます。

雪山で暖かく寝るためには、寝袋に付いている機能をしっかり使いこなすことも重要です。

 

冬山・雪山用のおすすめの寝袋

ここでは国内の厳冬期に使える寝袋をご紹介します。

現在、山岳用の寝袋は大きく分けて3つのタイプに分類できます。

①中綿に高品質ダウン(800FP程度)、最軽量生地を使用したもの(重量1.2kg程度、価格4万円~)

②中綿に高品質ダウン(650FP程度)、軽量生地を使用したもの(重量1.5kg程度、価格3万円~)

③中綿に化学繊維、軽量生地を使用したもの(重量2kg程度、価格1万円~)

※FP(フィルパワー)は羽毛のかさ高性を現す単位です。数字が大きいほど単位グラムあたりの膨らみが大きくなります。数字が大きいほど高品質(少ないダウンの重量で保温力が得られる)になります。

 

重量と収納サイズの関係で、登山用で購入されるのは①、②がほとんとです。化繊の③を購入するのはキャンプや車中泊利用の方です。

登山では、長時間背負うのですから、同じ保温力であれば収納サイズがコンパクトで重量も軽いのが良いですが、雪山装備は寝袋以外も必要なため、①と②のどちらを選ぶかは、財布との相談になります。

経験上、経済力に余裕があり体力に自信が無い中高年層の方は①を選び、学生や体力もある20代の方は②を選ぶ傾向があります。

 

①中綿に高品質ダウン(800FP程度)、最軽量生地を使用した寝袋一覧

モンベル アルパインダウンハガー800 #0

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モンベル アルパインダウンハガー800 #0

【価格】 ¥44,000 +税
【素材】 表地:10デニール・バリスティック® エアライト[ポルカテックス®加工]
【重量】 1,150g(1,185g) ※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。
【カラー】 サンライズレッド(SURD)
【収納サイズ】 φ19×38cm(8.6L)
【リミット温度】-18℃
【コンフォート温度】-10℃
【適応身長】 ~183cm
 

今現在はモンベルといえば、総合アウトドアメーカーとなっていますが、1975年の創業当初から寝袋を制作しているメーカーであることはあまり知られていません。長年に渡って試行錯誤し、最先端の技術を盛り込んでいるのが、ダウン800シリーズです。

国内の厳冬期登山向けのダウン800シリーズの寝袋は、2つあります。

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ダウンハガー800 #0(価格56000+税、重量1218g、横の伸縮率135%)

アルパインダウンハガー800 #0(価格44,000 +税、重量1185g、横の伸縮率120%)

です。があります。ダウンハガー800 #0は少し生地を多めに使い、ゴムで収縮させることにより、より大きな伸縮率を実現しています。その分の

ダウンハガー800 #0は重量が33g増えています。ただ、価格が12000円の差はかなり大きいです。

雪山登山用にどちらを選ぶか、となった場合、個人的には価格も安く重量も僅かに軽いアルパインダウンハガー800 #0で十分だと思います。

なぜなら、

・雪山では寒くて体が自然に体温を保持するように縮こまるため、股を広げたりして、グイグイとストレッチさせて寝ることがほとんどない。

・グイグイとストレッチしてると、寝袋内の体温で温めた空気が外部に逃げて冷気が侵入してしまうため、積極的にストレッチさせなくなる。

・冬期モデル対応のワイド&ロングモデルのシュラフカバーを付けても、シュラフカバーの大きさに制限され135%もストレッチできない。

という理由があるからです。

冬期キャンプでも使う方なら、135%ストレッチがあると快適かもしれませんが、登山メインで使う方なら、120%ストレッチで十分です。

実際に私も120%ストレッチモデルを使って何度も雪山で宿泊していますが、これだけ伸縮すれば十分で、早朝など寝袋に入ったまま体を起こして食事をとるとき、少し寝袋を足方向にずらせば、横幅が広い部分が使えるため、あぐらをかけます。

モンベルの寝袋は、ストレッチするのが特徴で、寝相が悪い方、窮屈なのが苦手な方、マミー型の寝袋に寝なれない方でも寝やすい寝袋です。

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また、収納袋も伸縮性があり、形もある程度変えられるため、パッキングしやくす、収納もしやすいです。

以下、amazonのカスタマーレビューより

コンプレッションカバーを買えば小さくなるのが良い(2016/9/18):各サイトや海外モデル?によっての違いなのか、800♯0番でも対応気温が色々で、どれだけ着込んだ状態でなのか等あまり理解してませんが、自分は-10度くらいだと下着で寝てて、熱くて夜起きることがあります。
バロウバッグより軽くて、フィルパワーが高い分コンプレッションカバーで小さくなるので、こちらにして良かったと思います。
バレーボールより小さくギュっギュにして持ち歩いています。
浴槽で洗ったときは、結構水を弾くので浸透させるのに苦労しました。
3分脱水して、コインランドリーでダメージを考え温度「低」でテニスボール3個ぶち込んだらダマも無くふわふわになりましたが、3時間くらい回してました。
「低」2時間では乾かないですねぇ・・・冬しか使えないので、シーズン終わりのシメですけど、家に乾燥機があれば安く済みますね。6分100円でしたが、「中」でもいいのかなぁ・・・・

 

イスカ エア 810EX

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イスカ エア 810EX

【生地】 表/ナイロン100%、裏/ナイロン100%
【平均重量】 1320g
【羽毛量】 810g(90/10 800フィルパワ-) 
【最大長】 84(肩幅)×208(全長)cm
【収納サイズ】 φ21×37cm
【カラー】 レッド 
【最低使用可能温度】-25℃(快適使用温度は、表示温度におおむね5~10℃をプラスした温度 メーカーHPより

イスカは創業1972年の寝袋メーカーです。モンベルはさまざまな製品を広く展開しているのに対し、イスカは寝袋専業です。

モンベルはストレッチ性が特徴なのに対し、イスカはまるで魔法瓶のように体を包み込む立体的な形状をしています。

エア 810EXはEN13537の温度表示をしていません。最低使用可能温度はおおよそEN13537の極限温度に相当します。そのため、リミット温度は-20℃~-15℃程度になると考えられます。

スペック表ではわからないような細かなところまでこだわりって作られています。フード内側の横にはヘッドライトなどを入れれる小さなポケットが付いています(電池は冷えによる起電力が落ちを防ぎ、夜中のトイレでも探さなくて良い)。

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また、冷えやすく暖まりにくくテントで寝るとテントの生地と足に挟まれて押し潰れやすい足元にはダウンを多く封入しロフトがでるよう調整されています。

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足元も良く出来ていますが、個人的には、ショルダーウォーマーのとめるマジックテープ(ベルクロ)の作りが秀逸です。しっかりと閉じることができるため、体を動かしても外れず、温まった空気の漏れと冷気の侵入を防ぎます。

ストレッチ性は無く体に優しくフィットする作りのため、ゆったり目サイズのモンベルと比べ、入ってすぐに暖かく感じると思います。

今までに利用者の声やネット上の使用者レビューを見てきていますが、モンベルの寝袋は登山やキャンプで広く支持を受けているのに対し、イスカの寝袋は玄人の登山者、山岳会に所属している方などから「とても暖かい」と高い評価を得ています。

イスカのエアエア 810EXには、レギュラーモデルの他に、女性や小柄な方向けのショートモデルもあります。

以下、amazonのカスタマーレビューより。

これ買って正解でした!(2016/12/8):つい先日キャンプで使いましたがTシャツで眠れました。身長165cmの自分にはショートでも長くて余る感じです。

(2016/12/17時点では、amazonで10%OFFの56,300円で販売されていました)

 

モンベルもイスカも、山岳用の寝袋として非常に高い完成度がありますが、どちらのメーカーの寝袋を選ぶかは、登山歴、身長、体格で変わってくるかもしれません。

登山歴が浅い方は、ゆったりしてストレッチするモンベルの寝袋が寝やすいでしょう。

また、身長が180cmに近づくと、肩幅、足の長さも比例して大きくなるため、モンベルの方が向いているかもしれません。

身長が165cm程度の方、身長が160cm程度で肩幅も狭い女性は、モンベルではかなり隙間が空いてしまい、イスカでも十分広く感じるかもしれません。

一度、両者の寝袋にお店で入り比べてみると、その違いをハッキリと体感できると思います。

モンベルは日本全国に広がるモンベル直営店で入って試すことができます。イスカは好日山荘にわりと置いています。東京なら、さかいやスポーツのエコープラザでどちらも展示してましたので、両方試すことが出来ます。(2016年12月初旬に確認)

※元々雪山用の寝袋はそれほど在庫が多くなく、在庫切れが発生しやすく取り寄せ対応になってしまうこともあるため、どこのお店に行って試すにしても事前に電話で在庫確認することをおすすめします。

 

②中綿に高品質ダウン(650FP程度)、軽量生地を使用した寝袋一覧

 

モンベル アルパインダウンハガー650 #0

モンベル アルパインダウンハガー650 #0

モンベル アルパインダウンハガー650 #0

高い保温性とコストパフォーマンスを実現し、汎用性にも優れたモデルです。国内の3,000m級の冬山で使用できる保温性の高いモデルです。
 
【価格】 ¥33,500 +税
【素材】表地:40デニール・スーパーマルチ・ナイロン・タフタ[超耐久撥水加工]
【重量】1,425g(1,465g)※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。
【カラー】サンライズレッド(SURD)
【収納サイズ】φ20×40cm(10L)
【リミット温度】-14℃
【コンフォート温度】-7℃
【適応身長】~183cm
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650FPのダウンを封入したモデルです。同じ#0の番手ですが、800FPモデルよりリミット温度で4℃、コンフォート温度で3℃下がっています。

私はこの寝袋と同等モデル(2010年年頃購入、現在と名前と素材が少し違います。保温力は現在と評価方法が違うため比較できませんが、ほぼ同じと思います。)を購入し、雪山で何度も使ってきました。その当時、雪山登山を始めてまもなく、他にもいろいろと道具を揃える必要もあったため、本当は800FPモデルが欲しかったのですが、予算的に厳しかったため、これにしました。

確かに800FPモデルに比べて、重量が300g程度増えますが、全くこれで十分でした。適度なストレッチがあるため身長176.5cmでガッチリ体型の私でも窮屈感が少なく快適です。

少しぐらい重量が増えても体力でカバーできる方、今後どれだけ雪山わからずとりあえず予算を抑えたい方などにおすすめのモデルです。

 

また、650FPのダウンを封入した、伸縮率が135%モデルのダウンハガー650 #0もありますが、

【価格】 ¥36,500 +税
【素材】表地:40デニール・スーパーマルチ・ナイロン・タフタ[超耐久撥水加工]
【重量】1,485g(1,525g)※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。 
【カラー】サンライズレッド(SURD)
【サイズ】R/ZIP / L/ZIP ※R/ZIP:右ジッパー、L/ZIP:左ジッパー
【収納サイズ】φ20×40cm(10L)
【リミット温度】-14℃
【コンフォート温度】-7℃
【適応身長】~183cm
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と、アルパインダウンハガー650 #0に比べて、価格+3000円、重量+60g増える程度です。

登山だけでなく、雪中キャンプや冬の車中泊など、さまざまなアウトドアシーンで使う予定の方には、伸縮率が135%の方が明らかに快適ですので、こちらの方がおすすめです。

 

イスカ エア 900SL

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イスカ エア 900SL

【生地】 表/ナイロン100%、裏/ナイロン100%
【平均重量】 1410g
【羽毛量】 900g(90/10 720フィルパワ-) 
【最大長】 84(肩幅)×208(全長)cm
【収納サイズ】 φ21×37cm
【カラー】 レッド 
【最低使用可能温度】-25℃(快適使用温度は、表示温度におおむね5~10℃をプラスした温度 メーカーHPより

エアSLシリーズは、イスカのハイエンドモデルであるエアシリーズの基本性能をそのままに、中綿のダウンを800FP→720FPに下げることにより、購入しやすい価格になっているモデルです。

エア 810EXが重量1320gに対し、エアSL 900は1410gと90g増えています。

しかし、価格はエア 810EXが58,000円(税別)でエアSL 900は41,000円(税別)と2万円弱も違います。

同じ機能、同じ保温力のモデルで、重量90g差に2万円分の価値があるのかは、購入者が決めることですが、個人的にはエアSL 900で十分なのではないか、と思います。

本格的な機能を兼ね備えた寝袋を少しでも低価格で購入したい方に、おすすめです。

(イスカのエアSLシリーズには、ショートモデルはありません。)

以下、amazonのカスタマーレビューより。

冬シュラフはゆとりのオーバースペックで!(2015/11/23):ずっと躊躇していましたが一年前に買いました。晩秋から厳冬期までの登山やキャンプや車中泊の為に思い切って購入しました。2月に富士山の太郎坊付近にて少し窓を開けて車中泊も余裕!気温不明ですがあとスリーシーズンテントでシュラフカバー無しで氷点下10度、薄着でも暖かく眠る事が出来て余計な不安がなくなりました!私には高い買い物ではありましたが本当に買って良かったです。ショートサイズが無いのと若干重いので星4つです。

(2017/01/12時点では、amazonで8%OFFの40,549円で販売されていました)

 

コストパフォーマンに優れたタケモ スリーピングバッグ9

コストパフォーマンに優れていると評価の高い寝袋メーカー タケモの雪山モデルを紹介したいと思います。

タケモ スリーピングバッグ 9

takemo_sleepingbag9 タケモ スリーピングバッグ9

 タケモ スリーピングバッグ9

【生地】 表/ポリエステル100%、裏/ポリエステル100%
【平均重量】 1420g
【羽毛量】 900g(90/10 750フィルパワ-) 
【最大長】 内周囲(肩周り)165cm×208(全長)cm
【収納サイズ】 φ22×39cm
【カラー】 レッド 
【最低使用可能温度】-25℃(快適使用温度は、表示温度におおむね5~10℃をプラスした温度と思われます。)

タケモという2015年7月に設立されたメーカーをご存知でしょうか?国内登山用寝袋メーカーにて30年勤務した武本さんが”本物と呼べる良いものをより安く!”をポリシーに設立した寝袋メーカーです。

武本さんがどこの会社出身かは、寝袋の写真を見ただけで想像がつくかと思います。

スペック的に似通っている ”イスカ エア900SL” と ”タケモ スリーピングバッグ9” を比較すると、タケモにはジッパー外側のフラップや頭部横の収納ポケットは無く、使われている部材(ショルダーウォーマーのゴム紐、コードロック)が簡素なものになっていますが、使われているダウンが750フィルパワーと30フィルパワー高くなっています。その他、ショルダーウォーマーの位置が少し高めになっているなど細々としたところで違いがあります。

実は、武本さんとご縁あり、このスリーピングバッグ9のサンプルを提供していただき、私が実際に2016年の1月と2月の厳冬期の八ヶ岳登山で使ってみました。

タケモ スリーピングバッグ9を使ってみました。

結論から書くと、さすが国内登山用寝袋メーカーで長年勤務されていただけあって、そのエッセンスを大いに引き継いだ完成度の寝袋でした。

私はここ数年はモンベルの厳冬期用寝袋を使用したため、ストレッチしない他社の寝袋を使うと窮屈に感じるのではないか、と思っていましたが、実際にタケモ スリーピングバッグ9を使ってみると、広くもなく、狭くもない、必要以上のコールドスポット(冷えの原因となる隙間)が発生しない体を優しく包み込むような絶妙なフィット感に感心させられました。

実際に2つ雪山持っていって、比較しましたが、モンベルのような伸びはなく、そのままあぐらかくのも難しいですが、遊びが無い分、寝袋に入ってすぐに暖かいと感じました。

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特に気に入ったのは、スリーピングバッグ9は、足裏のダウン封入量が非常に多く、ダウンの膨らもうとする力でパンパンになるくらい入っているのですが、それが素晴らしいと感じました。

タケモ スリーピングバッグ9 足先

どの寝袋メーカーも、”冷えやすい足先はダウンを増やしています”とカタログには書かれていますが、実際の封入量はメーカー間でかなりばらつきがあります。実際にテントで寝ると、寝る人の身長にもよりますが、寝袋の足裏部分のダウンは、テントの生地と足裏に挟まれてに潰されることとが多々あります。そうなる理由としては、山では平坦な場所といっても緩やかに傾斜していることが多く、頭を山側に(高い位置)にもっていくため、寝ていると下っている側(つまり足側)に徐々にずれ落ちること、また、頭側にテントの生地が近いと視覚的に圧迫感があり、テントの生地が風でバタつくのと距離置くため、頭側は余裕を開けて、足側に詰めがちになるためです。

足裏のダウンが押しつぶされると、当然断熱力が低下しますから、足裏が冷えやすくなってきます。ところが、タケモのスリーピングバッグ9は、足裏のダウンが膨らみきれないくらいダウンがパンパンに入っていて、多少足元に体がずれ落ちてきても、テントの生地をそのまま外側に押してしまうため、足裏がほとんど冷えない構造になっていることがわかりました。これは素晴らしい!

その後1年間、耐久性を試すためキャンプ等で何度もこの寝袋を使い続けましたが、羽抜けはほどんど無く、さすがの一言です。(ただし、まだ洗濯は1度もしていませんので、洗濯耐久性は未確認です)

この寝袋は、タケモのホームページに記載されているように

昨今の登山用品は素材、機能の進化それに掛かる宣伝費などにより益々、高価格になっています。
Takemoでは登山用寝袋として最低限ではなく、必要十分以上の素材と品質、構造にこだわりながら、インターネット販売に限定することで徹底的にコストを削減し低価格を実現しました。
個人事業ではありますが大企業に負けない最高品質の寝袋をお届けいたします。

を体現した、非常にコストパフォーマンスに優れた厳冬期用寝袋です。

ネット限定販売のため、実店舗での実物確認はできませんが、安心返品保証で不安を解消しています。

< Takemo(タケモ)の製品を安心してご購入していただくために! >
ネット通販での購入には現物が確認できないという不安がつきものです。
Takemoではご安心頂ける物造りを心がけていますが、ご購入後、万が一、商品が思っていたものと違い、ご満足いただけなかった場合、商品到着後、1週間以内であれば未使用のものに限り返品可能です。
商品代金を全額、返金致します。
但し、返品にかかる送料はお客様のご負担でお願いいたします。
 
当ショップでご購入の場合は商品が到着後1週間以内にお問い合わせページのお問い合わせホームより返品の旨ご連絡ください。
速やかに対応させていただきます。
返品の商品が到着後、3営業日以内に全額、お客様の指定口座に振り込みさせていただきます。
 
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Amazonの返品システムにより速やかに処理させていただきます。
当社よりの直接の返金は出来ませんのでご了承お願いいたします。
 

 

タケモの寝袋は、タケモのホームページとamazonで販売しているようですが、なぜかamazonの方が安く販売されています。

決済システムも安心できますし、amazonでの購入がおすすめです。

以下、amazonのカスタマーレビューも非常に高い評価となっています。

コスパ良し!快適!(2016年1月16日):冬季のキャンプ用に購入。ISUKAのエア810EX購入寸前でこの商品を見つけ、HPで調べると元ISUKAの社員さんが立ち上げた新興メーカーの商品。良い物を安くというコンセプトで作られているということで、その気概をかって購入。 
構造はISUKAと同じく、肩の部分と顔周りにドローコードがあり、肩から下は常にポカポカ、顔はどうしても外気に触れるので寒いですが、ドローコードで口だけ出せば余裕で眠れました。零下のキャンプではいつも寒くて眠れませんでしたが、オーバースペックもありかなり快適に眠ることができました。 それまではモンベルのダウンハガー#3(リミット0度)で震えていましたが、今回-5度のキャンプでは、上半身下半身薄手の下着と上着2枚ずつで暑いくらいでした。ただしシュラフに入る時点で足がかなり冷たくなっていたので、最初は寒いかなと思っていたのですが、結果的には夜中に暑さで目覚めることに。ドローコードを緩めました。 面倒くさがりなので、シュラフカバーをしなかったのですが、朝起きたらテント内が結露、口周りはビショニショなりましたが、濡れてしまうほどではありませんでした。シュラフカバー併用が推奨となっていますので、今後はきちんとカバーをして使用します。
 強いてマイナスポイントを挙げるとすれば、モンベルのダウンハガーに比べ狭いです。あちらは自由度の高さがウリですから当たり前かもしれませんが、体勢を変えるときにちょっと気になりました。 キャンプをしていて寒さで眠れないとか、寝ていて寒さがしみ込んできて起きてしまうというのは苦痛です。かといって5万円超のシュラフをどれだけ使うのかというのも悩みどころ。
安くはないですがレベルの高い商品を、この値段で買えるというのは、まさに「良いものを安く」だと思います。スペック的にもエア810EXとそん色ありませんし、重量もこのスペックならこんなものでしょう。いつか雪中キャンプと思っているので、徐々にハードルを上げていって、このシュラフで乗り切りたいと思っています。
 
 
コスパ良し(2016年5月8日):裁縫の丁寧さや形の良さ最高です。収納サイズは大きいですがしかたないですね。雪山の使用で悪天候にもかかわらず心強い味方でした。
 
買って損なし(2016年12月24日):ここまでのスペックでこの値段は素晴らしいシュラフだと思います。I社やN社よりは知名度は低いが買って損はないと思う。

タケモは個人事業で運営しているため、生産数もそれほど多くないようで、頻繁に在庫がなくなってしまうようです。検討されている方はお早めに。

(2017/01/18時点では、amazonで17%OFFの34,000円で販売されていました。)

 

 

寝る時の服装(ご参考)

雪山・雪山のテント内で寝袋で寝るとき服装

雪山のテントで寝るとき、いったいどんな服装で寝ているのか、初めての方だとなかなか勝手がわからないと思うので、私が実際に使っているの登山用品を掲載してみたいと思います。

きっと、雪山用の登山服選びの参考になるとおもいます。

雪山・冬山のテント内で寝るときの服装

上記写真は、実際に私が使用している装備です。(1枚1枚写真撮影して、切り貼り&縮尺してつくりました)。

ここ数年はこのレイヤリングが落ち着いています。

肌着、中間着、防寒着と分けていますが、肌着は雪山登山中も寝袋で寝るときも着替えること無く着続けます。

中間着もほとんど着て、めったに脱ぐことがありません。

防寒着は状況によって着たり脱いだりする衣類になります。

(購入年を記載して置きます。私が購入した時期と現在のモデルは多少異なっている場合があります。ただ、同じ名前の商品ですので、コンセプトはほとんど変わらないどころか、モノによっては進化していると思われます。)

 

肌着(ベースレイヤー、アンダーウエア)

肌に直接触れる肌着は、すべてメリノウールにしています。メリノウールは繊維の細いウールで、肌触りがチクチクしにくい(メーカーにより肌触りには差があります)です。メリノウールは、肌に触れて暖かい、汗濡れしても汗冷えしにくい、登山で数日着続けてもほぼ無臭、という優れた特徴を持つ天然繊維です。登山時の肌着は、夏場は速乾性が需要ですが、気温の低い雪山では薄着になれないことほとんどであり、速乾性とともに、濡れても冷たくならない性能が重要ですが、その点メリノウールは優れています。また、繊維特性により、-40℃くらいまで凍らないという特徴があると聞いたことがあります。私の山仲間のほとんどが雪山登山での肌着はメリノウール(厳密には主成分がメリノウール、強度を出すために化繊混毛など製品により異なる)を着ています。

モンベル スーパーメリノウールM.W.ハイネックシャツ Men's (2011年購入)

モンベルのメリノウール100%の中厚手のベースレイヤーです。中厚手は、暑すぎず、薄すぎず、とても使い勝手が良いです。ハイネックで首元まで暖かく、急な登りで汗ばんだときはジッパーを下ろせば胸元まで涼しくなり、体温調整しやすいです。伸縮性も結構あり、手元の実物を伸ばしてみましたが1,5倍ぐらい伸び、動きを妨げません。メリノウールといえど、多少チクチク感はありますが、慣れればこんなものかな、という感じです。2011年くらいに購入して、春、秋、冬の登山で何度も着用してきて、ウールの艶感はあまりありませんが、かなり丈夫でまだ現役です。価格も他メーカーより手頃なので、おすすめです。

 

モンベル メリノウール インナーグローブ (2015年頃購入)

メリノウール95% の薄手のグローブです。雪山では寒すぎて素肌を露出できないですが、厚手のグローブだと操作性が落ちるため、薄手のグローブが活躍します。登山中や就寝時に着用します。肌が縫い目から透けるほどの薄さですが、メリノウールなので薄さの割に暖かいです。また薄いため、多少濡れても手の熱で湯気がでて、気がついたら乾きます。弱点は、あんまり耐久性がないことです。特にゲイターの着脱でマジックテープを触るとはりつき、一気に摩耗します。実はこのグローブは2代目で、初代は指先に穴が空いてしまったため、指先を切って使っています。薄手のグローブは消耗が早いですね。それでもこのモンベルのメリノウール インナーグローブは価格が1000円くらいで、他メーカーに比べてかなり手頃です。手の形が合えば、おすすめです。現在はスマホ対応したモデルしか無いようですが、それでも1500円程度です。

 

モンベル スーパーメリノウールM.W.タイツ Men's (2014年購入)

モンベルのメリノウール100%の中厚手のベースレイヤーです。春夏秋冬履いているため、初代は膝に穴が空いてしまったため、現在2代目を使っています。非常に伸びがよく、動きを妨げません。私は直接タイツ1枚をはいています。しかし、多少のチクチク感があるため、陰部にあたるのが気になり、その下にパンツをはく方もいます。これも他社に比べ、コストパフォーマンスに優れています。

 

スマートウール PhDアウトドアヘビークル (2015年購入)

主原料がウールの登山用ソックスです。これも初代が摩耗したため、2代目になります。春夏秋冬の登山で活躍しています。厚手で保温力があり、フィット感が非常に良い優れているため、登山靴の中でダブつくことがありません。非常におすすめです。

 

中間着

中間着は、通気性と保温力のバランスが良いものがおすすめです。

マウンテン・イクィップメント フラッシュビーニー (2014年購入)

表地ウール50% アクリル50% 裏地ポリエステル100%のニット帽です。就寝時や登山中にかぶったりします。そこそこ厚みがありますが、その上からギリギリヘルメットがかぶれる程度の厚みです。何度も使って思ったのですが、もう少し薄手のニット帽でも良かったのかな、と感じます。また、私は頭が大きいのか深くかぶってもギリギリ耳が覆える大きさでちょっと使いにくいです。薄手で耳の部分がしっかり覆えるような形状ニット帽がある(例えば マムート マカイ アドバンスドビーニーのような )ので、そのようなタイプの方が良かったかな、と思っています。

 

パタゴニア メンズ・R1フーディ (2012年購入)

薄手でのフリースですが、雪山登山用として非常に高い完成度です。元々は、登山ガイドの友人から「え?これ使ってないの?素晴らしいよ!」と紹介されて購入しました。私は他にもパタゴニアR3ジャケットやその他メーカーのフリースも持っていますが、最近は雪山行くときはほぼR1フーディを着ています。この製品の素晴らしいところは、フードと親指用ループです。フードは簡易的なバラクラバの役割を果たし(強風時はこれでは厳しい)、使わず首元に降ろしているときはネックウォーマーの役割を果たします。生地が薄めなので、首元でダブついていても嵩張らず、上着と干渉しにくいです。親指ループは、グローブとジャケットの間に僅かにできる隙間からの冷気の侵入を防ぎます。実際に使うとわかるのですが、様々な点で完成されたフリースです。非常におすすめです。

 

⑦マムート クロスオーバー2in1 アドバンス・パンツ (2013年頃?購入)

マムートのジップオフ(ひざ上にジッパーあり、ショートパンツにもなる)タイプのパンツです。雪山用ではなく、3シーズン用のパンツです。アンダータイツを履けば、3シーズンようの登山パンツでも、問題なく雪山で使えます。100化繊ですが、綿のように優しい肌触りで伸縮し、ウエスト周りのゴムの伸縮もよくできていて、膝も立体裁断で膝を曲げやすく、気に入ってます。残念ながら、現在は生産中止のようです。

 

防寒着(インサレーション)

防寒着は、登山中に着たり着なかったり、またはテントにいるときや、就寝時に着用します。氷点下の世界では、体を動かしていないとあっという間に体温が奪われますが、しっかりとした防寒着を用意すれば暖かく過ごせます。

パタゴニア ダスパーカ (2015年購入)

登攀者向き(登山でももちろんOK)に設計された、化繊の防寒着です。化繊ですが、まるで厚い空気層で保護されているかのように暖かいです。それまではダウンの防寒着を着ていたのですが、このダスパーカを着用してから、化繊でもこんなに暖かいのか、と驚愕しました。化繊なので、水濡れでも保温力が低下しにくく、化繊なので、万が一生地が裂けてもダウンジャケットのように羽が飛び散ることもありません。最近はアイスクライミングのため雪山に入ることが多く、私の用途にはこのダスパーカが最適だなと感じます。ただ、その保温力の高さゆえ、これを着用して寝袋で寝ると、汗だくになります。寝はじめのときは体も暖かく、気温もそれほど落ち込んでいたいため、ジッパー開けて保温力を下げて寝ます。深夜には気温もぐっと下がるため、寒さで目が冷めて、ジッパーを締めて、寝袋のショルダーウォーマーも締めて再度寝ています。ダスパーカは、体とのフィット感が非常によく、無駄な空間が空きにくいです。非常におすすめです。

モンベル OutDryアルパイングローブ (2011年頃購入)

登山中に主に使用するものですが、あまりに手が冷えてしまったときに寝袋内でも着用することがあります。寝ていて熱くなったら、寝袋内で脱いでしまうこともあります。モンベルのアウトドライのグローブは、インナーのウールグローブと完全防水のアウトドライのオーバーグローブを分離できて、非常に使い勝手が良いです。また、2011年頃に購入したのですが、今現在までバイクや登山、クライミングで酷使しているため、手のひらの皮がかなり摩耗してていますが、現役です。アウトドライがこれほどの耐久性があるとは予想していませんでした。透湿性もあるので、蒸れにくく、3レイヤーのゴアテックスグローブのようなごわつきもありません。このグローブは完全防水グローブとして、かなり優秀です。

モンベル UL Tec Down Pants

モンベルの海外向けのダウンパンツで、モンベルショップで発見して購入しました。800FPのダウンを封入しています。オーバーパンツのように、両サイドにジッパーが付いていて、登山靴を履いた状態でも着脱できます。また、摩耗しやすい膝や尻部分の生地は補強されいて耐久性も高めている、凝った作りのダウンパンツです。モンベルが日本で販売している、同程度のダウンパンツは、両サイドにジッパーが無く、部分補強が無い分、軽量なスペリオダウンパンツになります。

 

モンベル エクセロフト フットウォーマー (2011年頃?購入)

登山上級者の方から、「これいいよ。みんなこれ使ってるよ。」と言われて購入した防寒ソックスです。テント泊だけでなく、山小屋に宿泊したときも使っています。正直、履いても暖かいというより、冷たくはなりにくいという感じです。化繊のボリエステルの中綿なので、ダウンのフットウォーマーのように気を使う(足で踏むものですから)必要がありません。(ダウンの方が暖かいと思いますが)。洗濯も中性洗剤でできますので、扱いやすいです。夜中にトイレでテントから出るときに、登山靴に履き替えるのが面倒で、このフットウォーマー履いたまま凍りついた雪の上を歩いたりしてますが、今のところ避けること無く、結構丈夫なんだなと感心します。ただ、ソールは無いため斜面ではかなり滑って転倒しそうになりますので、要注意です。

 

雪山で寝るときにこんなに着込んで寝るのか、と驚かれるかたもいると思います。寝袋の保温力が十分に高ければ中間着だけで寝ることはできるのですが、これほど着込むのには単に暖かく寝ること以外にも理由があります。

それは夜中や朝方のトイレです。雪山では標高の高さによる高山病予防と、乾燥による脱水症状を防ぐため、積極的に水分を取ります。その結果、夜中にトイレに行きたくなってしまうケースが多々あります。

例えば、中間着のみで寝袋で寝ていると、トイレに行こうとして寝袋を出た瞬間にあっという間に氷点下の冷気で体が冷えてしまいます。寒い寒いと防寒着を着ようとしても、防寒着自体が氷点下の場所で置かれているため、着るとさらに体が冷えます。そんな状態で、さらに空気も凍るようなテントの外へ行くことになるのです。寝起きの状態は体がそれほど発熱していませんから、これほど体温が奪われると、それを回復するのに寝袋に戻っても時間がかかります。

そのため、寝袋から出ても体温を維持しやすい防寒着を着て寝るのが一般的で理にかなっています。

あまりに保温力が高い衣類を着ている(ダスパーカのような)と、寝て間もなく多量の汗が出てしまいます。寝始めは、テント内の温度がそれほど下がっておらず体もそれなりに発熱していますから、寝袋に入ったときにジッパーを完全に締めずに寝て、保温力のバランスを取ります。そして、夜中や朝方になると猛烈に冷え込んできますから、そのときに寝袋のジッパーを締めて、ショルダーウォーマーも締めます。

このような保温力調整は、何度も雪山宿泊の経験を重ねていくうちに、わかってくると思います(^^)

 

シュラフカバーは必要なのか?

2泊以上のテント泊するならあった方が良いと思います。

1泊でも、できれば用意したほうがいいでしょう。

それは、

  • ダウンは濡らすと保温力が低下。しかも氷点下の世界なので、ほぼ乾かない。
  • 雪山はテント内で過ごす時間が多く(外寒いのでほとんどテント内にいます)、飲み物をこぼす、鍋をこぼすなどで寝袋をぬらすリスクが高い。
  • テント内のバーナー使用でテント内の凍っている結露が水滴化し、マットが濡れる。当然その上の寝袋も濡れる。

という理由があるためです。

雪山で一度テント泊を経験すると、いかに濡れやすい状況なのか、よくわかると思います。

谷川岳雪洞でシュラフで寝る

2012/02/21 厳冬期谷川岳の雪洞(雪の洞窟)で寝る私。寒いので鼻と口しか出しません。シュラフカバー付けているので中の寝袋がわかりませんが。。。

 

最近販売されている登山用寝袋は、生地にが撥水加工されているものも多いです。そのため、少しくらいの水滴の付着などは撥水して濡れません。

しかし、垂れた水滴でマットに濡れるともうダメです。撥水加工の寝袋を濡れたマットの上に載せて、寝袋内に人が入ると、寝袋がマットと体に挟まれ生地に圧力がかかるため、水が染みてきて、ダウンも濡らし、保温力を低下させます。

厳冬期に谷川岳の避難小屋に宿泊したときは、小屋上部から壁を伝って水滴がポタポタと流れ続けている状況で、シュラフカバーのお陰でベチャベチャに寝袋が濡れずにすみました。仲間の分も持っていったのですが「とても助かりました。」と言われました。

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2014/02/27 谷川岳の雪に埋まった熊穴沢避難小屋で1泊。小屋内が換気していない風呂場のように結露。水が壁をつたって沢山落ちてくる。。。

 

雪で囲まれていというのは、温度が変われば水に囲まれているということです。温度は調理等でバーナーを使えば瞬時に上昇し氷を溶かします。

テント内部は1泊すれば、結露でかなり濡れます。

また、寝袋が綺麗な水で濡れたのなら乾かせば綺麗になりますが、鍋の汁などで濡れてしまったら、後始末が面倒です。

 

シュラフカバーを付ければ、外部からの濡れによる保温力の低下、汚れの付着を気にせずにいられます。(唯一気にするのは、ちゃんとカバーがかかっているかぐらいです)

 

私の場合は、1泊のテント泊でもシュラフカバーを持っていくことが多いです。

2泊以上の場合は、よほど軽量化を気にしなければならないような場合を除いては、必ず持っていきます。

 

⇒ シュラフカバーの選び方についてはこちらに詳しく書いています♪

 

雪上のテント内に敷くマットはどれがいいのか?

基本的にどのような状況でも安定した断熱力を発揮できる発泡マット(クローズドセル)をおすすめします。

逆に、収納サイズが小さくなるエア・インフレータブルのマットはパンクのリスクがあるため、そのリスクを十分に理解した上で利用することをおすすめします。

 

雪山テント泊中にエア・インフレータブルのマットをパンクさせた事例と対処法

実際に私の山仲間3人が雪山でエアマットをパンクさせてしまい、過酷な状況になっています。

エアマットはパンクすると、ただのナイロンシートになります(インフレータブルだとスポンジが残りますが)から、ほとんど断熱力がありません。

 

■山仲間Nさんのケース

原因) 厳冬期八ヶ岳で、テント泊中にエアマットが突然原因不明のパンク!

対処法) ザックやらなにやらある物すべて下に敷き、無事生還。

Nさんいわく、「あまりの底冷えでやばかった。エアマットは危険だね。」

 

■山仲間Tさんのケース

原因) 厳冬期八ヶ岳で、テント泊中にインフレータブルのマットの上でバーナーを使用していたところ、溶着していた生地が剥離しパンク!

対処法) ある物すべて底に敷き、なんとかやり過ごす。

Tさんいわく、「雪山でエアマットはあぶねー!俺もリッジレストにするわ!」

 

■山仲間Sさんのケース

原因) 厳冬期八ヶ岳で、テント泊中に、調理用に出していたナイフをうっかりインフレータブルマットの上に落としてしまいパンク。

対処法) ある物すべて底に敷き、なんとかやり過ごす。

翌朝、「寝れましたか?と聞くと、「なんとか寝れました」ととても疲れた表情で言っていた記憶があります。

 

空気を入れるタイプのマットを持っていく場合は、さまざまな原因でパンクさせてしまう可能性があること、持っていくならパンクしないように十分に配慮して使用することが大切になってきます。

雪上のテントでは、パンクしてしまったマットはほとんど断熱力が無いに等しく、どれだけ暖かい寝袋を用意しても、背中からどんどん熱が逃げてしまい、冷たすぎてまともに寝れません。疲れを回復するどころか、ますます疲労が蓄積することになり、とても過酷です。

マットをパンクさせてしまった時の対処法として、

  • パンクを補修する
  • ザックを下に敷く
  • 衣類を下に敷く
  • テント泊を諦め近隣の山小屋、避難小屋を活用する

が考えられます。

大概のマットには、パンク補修キットが付属しています。パンクしている箇所が明らかで、補修できるのであれば、穴をふさぐのが良いでしょう。ただ、結露でマットが濡れていたり、どこから空気が漏れているかわからない、夜中で仲間を起こして今から補修するような状況ではない、などその場での補修が難しいケースもあります。そこで別の対処法が現実的となってきます。

雪山にテント泊で登るとなると、60リットル以上の大型ザックを使うことになると思いますが、ザックの背面にはクッションパッドがあり断熱力があります。

寝る時にザックを下に敷くことにより、ある程度の断熱力が得られます。敷く場所は接地面積の広い上半身側に敷きます。グループ登山であれば、仲間のザックも借りて敷きましょう。ザックはハーネスがあるので、寝心地はよくありませんが、なんとかやり過ごせるでしょう。

また、衣類が余分にあるならば、それを下に敷いて、少しでも断熱しましょう。

上記のような対応が困難な場合や、対処しても寒くて寝れない場合は、近隣に山小屋があれば頼る、避難小屋を活用するなども視野に入れておくことをおすすめします。

 

パンクリスク無く、安定した断熱力が得られるクローズドセルのマット

様々な原因で山仲間がエア・インフレータブルのマットをパンクさせてしまう姿を見てきた結果、基本的に雪山はクローズドセル(発砲マット)が使いやすいと感じるようになりました。

現在流通している、クローズドセルのマットをいくつか紹介したいと思います。

サーマレスト リッジレスト ソーライト

サーマレスト  リッジレスト ソーライト
サーマレスト リッジレスト ソーライト

表面にアルミ蒸着されたロール収納のクローズドセルマットレスです。アルミ蒸着加工により体から出る熱を反射し、表面の凹凸に閉じ込めます。保温性が高く、厳冬期を除く初冬、初春シーズンに使用できます。アルミ処理により表面のヘタリを防止し、丈夫な作りになっています。(出典:thermarest

非常に耐久性が高く、タフなマットです。夏のキャンプで利用されるよな銀マットよりも寝心地も断熱力も上です。また、エア系のマットに比べ、価格もずっと手頃です。

私は私はアルミ蒸着される前のモデルから使っています。毎回レギュラーサイズ(横51cm×縦183cm)をザックの外側にくくりつけて、持って行きます。

IMGP0345a.jpg

八ヶ岳 赤岳鉱泉 テント泊

収納が大きく嵩張りますが、パンクのリスクが無いため、細かな心配が不要で、安心です。

今までに何度も雪山で使用してきていますが、断熱力に関しては、厳冬期の八ヶ岳で-14℃ぐらいになってくると、ちょっと底冷えしてきます。(そのまま寝てしまいますが)

場合によっては、背中にザックを入れるなどの工夫が必要かもしれません。

体感温度は個人差はありますが、女性など冷えやすい方は、別途マットを持っていったほうが良いかもしれません。(追加のマットはエア系で十分だと思います。)

サイズは

  • スモール(横51cm×縦122cm,260g)、
  • レギュラー(横51cm×縦183cm,400g)、
  • ラージ(横63cm×縦196cm,540g)

の3種類ありますが、無積雪期であればスモールでも良いかもしれませんが、雪山登山にはレギュラーサイズが使いやすいです。ラージは横幅も大きすぎて登山で背負うにはオーバースペックです。

少しでも軽量化&コンパクトにしたい方は、レギュラーサイズを自身の肩から足先までの長さに合わせてカッターで切ってもいいと思います。(簡単に切れます。貧乏性の私は切ってません。。。)

amazonのカスタマーレビューより。

冬山登山にも(2012年6月11日)冬季登山を重視して購入。今までインフレータブルマットを利用していました。一緒に行く仲間がサーマレストを利用しており、進められて。比較すると・・・
1.「暖かさは同等レベル」(私は遜色ないと思うし冬でも大丈夫)
2.「パンクの心配がない」極端な話、アイゼンで踏んでもOK。(穴は開くけど)
バタバタと落ち着かない冬山のテントでこの乱暴な扱いOKなのは大きい。
3.「かさばるのが難点」
確かに同サイズのインフレータブルと比べると倍。最近はシビアな冬は行かないので、ザックの外とか雨蓋にはさんで・・・多少がさばってもって考えています。
4.「すぐ使える」空気を入れる儀式が要らないのはテント泊まりでは大きい。特に天候が悪いとき。
5.「コストがかからない」
値段は1/5位か?
サイズはSで、足元にはザックを枕は荷物とするのでこれはインフレータブルと変わりなし。キャンプ重視とか、雪洞しか泊まらん!って人は大きいサイズの方が良いですね。
雪中キャンプには必須(2014年1月11日):2013年11月 本沢温泉テント泊でエアーマットは断熱はなく、寒さで眠れぬ長い夜を過ごした。翌日硫黄岳の山頂で真っ黒なカッコイイジャケットを羽織る同年代で白髪の混じる長い髪をなびかせた男性に教わった。サーマレスト・ロールマットの上にエアーマットを敷いて横になれば快適だと言う。
2013年大晦日 雲取山荘で雪中キャンプ テントを張った。THERMAREST  RidgeRest SOLite 一枚で身体を温かくしてくれた。テント内-3℃ シュラフはダウン600gを使用した。日の丸印の国産メーカーエアーマットは余計な荷物となった。

 

エア・インフレータブルのマットを選ぶ方

ザックを背負って雪山の岩稜を歩く場合やアルパインクライミングする人は、ザックの引っ掛かりによる滑落のリスクを減らすために、コンパクトに収納できるエア系マットが良いという人もいます。

冬の八ヶ岳の稜線

冬の八ヶ岳の赤岳~横岳縦走ルート。落ちたらたぶんあの世行き。

この登山する人は、上級者と思われますから、すでに登山道具の知識も相当あるはず。

雪山で使えるエアマットはいろいろありますが、サーマレスト ネオエアー Xサーモ は非常に断熱力が高く、軽量コンパクトです。

 

 

テント内でバーナーを使っていいの?

よくテント内でのバーナー(コンロ、ストーブとも言う)使用は危険なので良くないとあります。

それは本当で、テント内でバーナーを使うと、

  • バーナーの火がテントや周辺の物に引火し、火事になる
  • テント内の換気不足により一酸化中毒になる

といった事故が起こりえます。

そのため、テント内でバーナーを使わないのがベストです。

特に無積雪期であれば、テント外でバーナーを使うようにするのがよいと思います。

 

ただし、雪山となると・・・

IMGP4695.jpg

えっ?外でバーナー使う?うそでしょ!?

私は何度も雪山に足を運んでいますが、テントの外でバーナーを使って煮炊きしている人を1度もみたことがありません。

そして、私も仲間もすべてテント内でバーナーを使用します。

雪山テントの中

雪山でのテントの中を大公開! 真ん中の人のマットが犠牲になるのは毎度のこと。 靴下はバーナーの周りに置けば乾く。

上記のようなリスクがあっても、雪山はとにかく寒いです!

バーナーの熱はテント内の温度を上げるため、氷点下の世界をあたたかく過ごすための熱源となります。

まさにストーブの役割を果たすわけです。

 

もちろん、テント内でのバーナー使用には細心の注意を払っています(^^)

雪洞内で鍋を囲む

雪洞(雪の洞窟)内の場合は換気に注意!

余談ですが、雪山での食事はほとんど鍋です。

大量の水分と調理の手間が少なく、体が温まる鍋は、雪山の食事の定番です☆

 

最後に

あれもこれもと、いろいろと書いているうちに非常に長いページとなってしまいました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

皆様が、安全に登って無事下山し、自然の中を歩いた心地よさ、仲間と語り合った思い出、白く輝く神秘的な世界に浸った体験とともに、自宅に帰還できるようお祈りして、このページを終えたいと思います。

南八ヶ岳

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